katsumi

未分類

78 『イル・ポスティーノ』 アントニオ・スカルメタ

『イル・ポスティーノ』 徳間文庫  鈴木玲子 訳意外と広く知られた映画の原作先生さて、今回は『イル・ポスティーノ』っていう小説を読んでみて、どういう物語か、自分なりの読み方をしてみて。いつも言っているけど、こうとしか読めない、というところか...
未分類

77 『貧しき人々』その3 と『十二人の手紙』               

『貧しき人々』と『十二人の手紙』  書簡体小説はなぜ成立するのか手紙の形で小説にするって、理由あるのかな先生今回はまず『貧しき人々』が書簡体の小説であることで、どんな特徴があるだろうか、を考えて言ってみて。思いつきでいいから。広田先週からな...
未分類

76 『貧しき人々』その2 ドストエフスキー と 『駅長』 プーシキン も

『貧しき人々』 と『駅長』話の筋だけが小説ではない。でもどうなるの?って思うのは、人の常。先生引き続き『貧しき人々』の中途半端な書簡の先を考えてみたいが。みんなには光文社古典新訳文庫の解説も読んでもらったよな。それでこの作品の終わりのところ...
未分類

75 『貧しき人々』 その1 

ドストエフスキー  安岡治子 訳光文社古典新訳文庫 巨大な山 ドストエフスキーの処女作先生今回はまた厄介な作品だけど、チャレンジしてみたい。私にとってもこれは難敵だったんだけどね。ドストエフスキーの『貧しき人々』だ。ドストエフスキーってのが...
未分類

74 カズオ・イシグロを読む その3

『遠い山なみの光』「遠い山なみ」を眺める心境では読めないね先生前回に続いて、イシグロの作品を読んでいくけど、今回は『遠い山なみの光』です。これは『浮世の画家』よりも前に発表された作品で、日本を舞台とした長編。二作を比べてみると面白いと思うん...
未分類

73 カズオ・イシグロを読む その2

『浮世の画家』続きなぜそこに書かれていないのか?ないことに意味があるはずだ。先生前回は『浮世の画家』で見た信用できない語り手の話から、重層的な語りを感じる読者を話し合ったが、そのほかにもこの作品から感じるものはあったんじゃないかな。先にちょ...
未分類

72 カズオ・イシグロを読む その1

72 『浮世の画家』 カズオ・イシグロ  ハヤカワepi文庫You are the apple of my eye の apple ってどんなだっての?先生むかし、スティーヴィー・ワンダーという歌手がいてね、いや今でも活躍しているのかもしれ...
未分類

71 『走れメロス』 太宰治

走れメロス単純な友情のお話、なんてことじゃないみたいですね先生今回はお馴染みの小説。教科書の定番の一つらしいからみんな読んだことあるんじゃない?それをもういっぺん考え直してもらおうじゃないか。中学校ではどんな授業してた?まずその辺から言って...
未分類

70 『夫婦善哉』そして、方言についても考えよう

『夫婦善哉』 織田作之助 岩波文庫お寺の前の小さな店、お椀二つで一人前『夫婦善哉』先生今回はもう一度大阪舞台の小説を見てもらって、言葉、方言などを考えてみようと思う。現在大阪の観光名所にもなっているところが、法善寺横丁。そこの甘味屋もこの小...
未分類

69 『河内屋』 広津柳浪

「河内屋・黑蜴蜓 他一篇」 岩波文庫『河内屋』あらすじ先生さて、今回は東京の話。江戸言葉で言い合いするのを出そう。内容は決して楽しい物語とは言えないけどな。我慢して読んできてくれたかな。小池言葉遣いも古くて、難しかったけど、話のすじは大体理...